ゾンビ

初書き込みになります。そんな映画観ない一真です。

今回はジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」です。

とりあえずいきなりゾンビが出てきて、最初こそビビッてたものの、次第に生存者側のおもちゃと化し、暴走族(?)集団との戦いに際しては、もはやガン無視という…。
タイトルを「ゾンビがいる地域」に変えてはいかがでしょうか?

review…というか普通に感想なのですが、まず見終わって感じたのは、「登場人物の成長が見られない」ということでした。

僕の中で勝手に「映画とは人間の成長物語である」みたいなのがあったんですが・・・もうなんかどうでもよくなりました。

なんか人間にたいする風刺…みたいなブラックユーモア…なのかなとも思えないでもありませんが、それはあくまでも僕の「拾い」であり、拾わないと何も無いんならもともと何も無いんじゃないかと、今日行った森美術館での展示を見た時と同じことを思いました。

話が少し飛んじゃいます。工藤の「series」は学生映画の中で数少ない「観客の能動的な姿勢」を要求する映画だと思います。(それは多かれ少なかれどの映画にも言えることだとは思いますが)映画は、観客の想像力によって補完ないし増幅削除されるものですが、制作者の「優しさ」とは観客に話をわかり易くするためだけのセリフやカットを入れることではなく、取っ掛かりと想像を膨らます時間、間を与えることなんじゃないかと最近思っています。

そういう意味で、工藤のあのダラダラとした室内の長回しと、ゾンビの、途中で数十分眠っても状況が変化していない構成は、エキストラの数の違いこそあれ、同じような優しさだったのかなぁと思いました。

存外日本語下手ですね幹事長w

あと、モール内に展示されてたガソリンの入っているはずの無い車が発進するとこは、安田さんの、林の中でアイロンが熱を発する!のくだりを思い出しました。
そういうのを気にするのは野暮なんですよねきっと。僕も大人になったナァ。。。

「あー、あれ観たんだー」レベルでしたごめんなさいm(__)m