バグダッド・カフェ

先日ブックオフで購入して見ました。

ブックオフの看板を見かけたら是非中に入ってビデオコーナーを覗いてみましょう。レンタルより安いですし、たまにレンタル屋にはあんまり置いてない珍品が手に入りますよ。

感想です。

冒頭砂漠の地平線を斜めに切り取っている構図が自分的に新鮮で、水平に構えた画面に慣れ過ぎてしまっているのを実感。砂漠の乾燥した気候と埃っぽさが、風と色味でフィルムに焼きついていてなんだか懐かしい。私事ながら昔住んでたボロッちいマンションを思い出します。

突然挿入される数秒のカットとかシーンの切り替わりが・・・、うーん一体どうなっているのだろう、これは、とりあえず好きとしかいいようありません。

ユリイカのタランティーの特集、黒沢清と蓮實重彦の対談に「カットが変わったら世界も変わってる」的なことが書いてありました。カメラがある現象をもう映してしまっている、という事実に、前後の辻褄とか整合性なんてものは勝てないのだ。と思う今日この頃です(もちろん１００％ではないんでしょうが)

主演のマリアンネ・ゼーゲブレヒトがいいです。丸いのにカッコイイ女性好きです。

なんだかどんどんまずい方向に行ってる気がするのでストップします。

今年の爆音映画祭でも上映されるみたいなので、まだ観てない方いたらお勧めしておきます。基本静かな映画ですが、微かに吹く風の音とか、主題歌「calling you」を爆音で聞いてみるとまた違った発見があるかもしれません。よ。

稚拙な文章でめんご。北見