天元突破グレンラガン(TV版第一話)


カズマです。
今回は映画ですらありません。ごめんなさい。まぁでも、演劇でもなんでも、載せちゃっていいんじゃないですか?うん、許可します。

で、今回の天元突破グレンラガンは、皆さんご存知のエヴァを作ったGAINAXの作品です。今年、映画化もされました。主題歌をしょこたんです。
2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、東京国際アニメフェア2008・第7回東京アニメアワードテレビ部門優秀賞・個人賞(キャラクターデザイン)受賞作品でもあります。

シネプロのアニメ基地外である桑原さんと環貫から熱烈におススメされたこともあり、とりあえず一話だけみてみました。

僕は今同時進行で、とらドラ!コードギアス反逆のルルーシュけいおん!を観ているのですが、グレンラガンは群を抜いて初回の掴みがよろしかったです。

舞台になるのは遥かな未来。人間は地震と落盤に恐れながら地中で何百年も暮らしています。村を広げるための穴掘りに従事していた主人公のシモンが、偶然掘り進んだ先で不思議に光るドリルを見つけ、その後、大きなロボットの顔だけを見つけます。彼の兄貴分であるカミナが地上の存在を信じ、グレン団というチンピラ組織を率い、地上に出ることを目論んでいます。そんなある日、いきなり地中空間の天井を破って、巨大なロボットが落ちてきます。更にその後、地上からヨーコと名乗る女の子がロボを追ってやってきますが、彼女の持つライフルだけでは歯が立ちません。
シモンはロボット(顔に手と足が生えたやつ)を動かし、そのロボットをやっつける・・・という、まぁキテレツな話です。

で、何が僕の心を掴んだかというと、テンポの良さと作品の中心であるドリルの性的かつ浪漫的な用い方です。
まったく無駄のない時間の使い方、例えば、シモンのロボットが攻撃を受けダウンしている間に、生身のカミナとヨーコが逃げ回って・・・いる間ににシモンが回復する、といったような。
ドリルに関しては、穴掘りに従事するシモンを見て女の子たちが「穴掘られちゃうかもよーあはは」とのたまったり、ロボットを起動するためにコックピット内の穴に光るドリルを突っ込む描写などの性表現、そのドリルを用い、長年タブー視されていた地上への憧れを実現する描写など、ドキドキの素として、十分に機能していました。
また、前時代的な兄貴キャラのカミナが、ロボットを初めて起動するのに不安な様子を見せるシモンに対し言うセリフ「お前を信じるな、俺を信じろ。お前を信じる俺を信じろ」なんて、かっこいいじゃないですか。

そして、ついに敵ロボットを倒し、地上に出た瞬間が鮮烈!
地上に飛び出た勢いでそのまま急上昇し、なんと太陽と月を同時に一望してしまうのです。

地底人の一つの憧れを、見事ワンカットで表現してみせました。

そして着地後現れる新たな2体のロボット、で、10秒くらいのエンディング。後味良し。

・・・とまぁ柄にもなく褒めちぎってみたつもりですが、なぜこんなことをするかというと、単純にもっとヴァーグ内でもアニメの話がしたいなぁ、と思うからです。

わかり易すぎるキャラ設定、多すぎる独り言、過剰で非現実な演出、それらがもたらす効果。
なんでもそうですが、見て損はないっす。

あと、カワイイ娘しか出て来ないのもいいとこです★